肝硬変の症状と治療

肝硬変の症状と治療ですが、肝硬変といいますのは肝臓病の一種であり、B型肝炎ウイルス感染、C型肝炎ウイルス感染、アルコールや非アルコール性脂肪性肝炎などで肝臓は傷つけられ、肝臓の傷を修復する際にタンパク質のコラーゲンが発生します。

肝臓は再生する能力に優れていますが、コラーゲンが増えて硬くなりますと、見た目にゴツゴツとした岩のような状態になり、肝臓が小さくなり、肝臓が硬くなった状態が、肝硬変で肝臓の組織を顕微鏡で観てみますと、肝臓の細胞がコラーゲンにより周りが覆われているのが判ります。

肝硬変の症状になりますと、肝臓の中の血液の循環にトラブルが起き、肝臓の役割を果たすことができない状態になり、肝臓が硬い状態のため腹水や食道静脈瘤、肝臓の機能低下のために起きる肝性脳症や黄疸を発症します。

肝硬変の症状には、初期の段階と進行期の段階で違いがあり、初期の段階では症状があまりありませんが、進行期の段階ではいろいろな症状が認められるようになりますが、肝炎の場合は可逆的で元に戻ると言われていますが、肝硬変の場合は非可逆的で元には戻らないと言われています。